雅の悩み

雅：
……はぁ……

ルミニ：
ん、どしたのさみーちゃん？

雅：
いえ、大したことではないのですが……

雅：
最近私は、本当に皆様と一緒にいても良いのかと思うのです……
本当に私は必要な存在なのかと……

ルミニ：
…………

雅：
誰も私の寂しさを理解してくれませんし、このまま皆様のお荷物になり続ける事に意味はあるのかと……

ルミニ：
あのねみーちゃん……
さっきから盛んに他人の評価を気にしてるみたいだけどさ。
いやまあ、それも確かに大事よ？でもね。

皆がみーちゃんを好きだから、みーちゃんは皆を好きなの？
じゃあ、皆がみーちゃんを嫌いになったら、みーちゃんも皆を嫌いになるの？

……それに、寂しさを知ってもらいたいってのが、あんたが本当に皆に一番理解してもらいたい事？

雅：
それは……

ルミニ：
……違うでしょ？
あんたの気持ちはどうなのよ、みーちゃん。
あんたはどうしたい？

雅：
私は……、私は皆様と一緒に居たい。
皆様の事が大好き……、だから

ルミニ：
……なんだ、分かってるじゃあないの。
んじゃ、そうと決まれば気分転換でもしましょうか！
Let's move it！

（雅の手を掴んで外へ駆け出し）

雅：
わ、ちょ、ちょっとルミニちゃん……！


【近所の河川敷】

雅：
はぁ、はぁ、はぁ……！
ここは……？

ルミニ：
どう、静かでいい場所でしょ？
上見てみなよ

雅：
……わぁ、綺麗な星空……

ルミニ：
でしょ？
ルミニが最近見つけたんだー

……ねえみーちゃん？

雅：
はい。

ルミニ：
あの星々は、どうしてあんなに綺麗だと思う……？

雅：
うーん……、なぜでしょう。
考えた事も無いですね……

ルミニ：
それはね、星たちは自分で輝いているからよ。

そしてそれは人も同じ……
自分の価値は誰かが決めるものじゃない、自分で決めるものよ。

雅：
……ルミニちゃんは、時々良い事をいいますね（くす
よし、私も自分で輝けるよう頑張ります！

ルミニ：
うん、その意気その意気！
……あと、時々じゃなくていつも良い事言ってるよー！